東京差止控訴審判決

2023年2月16日、東京高等裁判所において、東京差止訴訟の控訴審判決が言い渡されました。
判決要旨が読み上げられましたが、傍聴席からは怒号が飛び交う中でも言渡しとなりました。

判決要旨と、弁護団声明を掲載いたします。

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東京差止訴訟・判決言渡期日のご案内

東京差止訴訟の判決言渡しが、以下のとおり行われます。
当事者の方には既にハガキをお送りしているところですが、ご支援いただいているみなさまも、ぜひご参集ください。

2023年2月16日(木)

13時頃 裁判所門前集会

13時30分頃 入廷傍聴券の抽選に並んでいただく

14時 判決言渡期日 101号法廷(その後、弁護団が別室にて判決文の分析をいたします)

16時30分頃~ 記者会見

17時~ 報告集会 参議院議員会館B103(16時30分頃から入館証配布)

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安保法制違憲訴訟全国ネットワークについてのご説明

安保法制違憲訴訟訴訟全国ネットワークの寺井一弘名誉代表から、安保法制違憲訴訟全国ネットワークについて、改めてのご説明を掲載いたします。

日本語版、英語版がありますので、「続きを読む」からお読みください。

ポスターも掲載しております。

PDF版はこちらから。

日本語版 英語版

(2022年1月11日、内容を差し替えました。)

続きを読む 安保法制違憲訴訟全国ネットワークについてのご説明
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安保違憲訴訟(東京差止め訴訟・控訴審)第5回期日のお知らせ

9月26日月曜日、東京差止め訴訟控訴審の第5回期日が開かれます。皆様の傍聴ご参加をお願いします!

(日時)9月26日 月曜日

(場所)東京高等裁判所 101号法廷

(当日の予定)

・13:00 門前集会(集会前に賛同署名の提出を予定しています)

・13:30頃から傍聴抽選予定

・14:00 開廷(101号法廷) 15:30頃まで 本人・代理人の意見陳述を予定しています

・15:30 司法記者クラブ会見

・16:00頃から報告集会  場所は、参議院議員会館 B107

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全国賛同者運動について

みなさまにご支援・ご協力いただきました全国賛同者運動につきましては、約7万5000人の方に賛同いただきました。

ありがとうございました。

各地で、賛同者名簿の提出を行っております。

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東京安保法制違憲訴訟、2022年5月の期日予定のお知らせ

5月の期日予定です。国賠訴訟はいよいよ控訴審判決です。たくさんの皆さまのご参集をお待ちしております!!

  1. 5月20日 安保法制違憲・差止め訴訟控訴審 第4回口頭弁論(弁論の更新)
    • 13:00 門前集会
    • 13:40頃 傍聴券交付開始
    • 14:00  開廷(東京高等裁判所101号法廷)
    • 15;15~  司法記者クラブにて記者会見
    • 16:00~ 報告集会(衆議院第1議員会館 第2会議室)
  1. 5月24日 安保法制違憲・国賠訴訟控訴審 判決言渡し期日
    • 13:00 門前集会
    • 13:40頃 傍聴券交付開始
    • 14:00 開廷(東京高等裁判所101号法廷)
    • 16:30~ 司法記者クラブで記者会見
    • 17:00~  報告集会(参議院議員会館 B104)
写真は2022年4月20日、東京高等裁判所に違憲判決を求める緊急要請署名,総計30,178筆提出した際のものです。

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ニュースNo.23

ニュースNo.23を公開しました。

違憲訴訟の会ニュース

なお、事務局体制の変更に伴い、ワンコインプロジェクト等は終了しました。

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[zoom29] 安保法制違憲訴訟全国の状況  ~各地からの報告VI

2022年3月29日 zoom29は、安保法制違憲訴訟全国原告連絡会主催のzoomイベントです。 毎月、安保法制が施行された3月29日を命日と捉え、月命日の29日に開催しています。 安保法制違憲訴訟は、判決ラッシュを迎えておりますので、順次、各地からの報告を行ってまいります。

1.「福島判決の報告」大木裕生 弁護士
2.「かながわ訴訟」関守麻紀子 弁護士
3.「安保法制違憲訴訟岡山の特徴と課題」伊原潔さん
4.総会

総会では下記の決定がなされました。

[会の名称]安保法制違憲訴訟全国原告連絡会
[共同代表] 金野(山梨)・古橋(大阪)・山口(東京)
[会  計] 鶴内(宮崎)
[会計監査] 石垣(埼玉)

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女の会 3.25「判決日」集会

2022年3月25日 参議院議員会館にて

下記、2本の動画が公開されています。
ご協力ありがとうございます。

〇U PLAN

〇川島進さん

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【声明】安保法制違憲訴訟岡山地裁判決に対する声明

2022.3.23

安保法制違憲訴訟岡山地裁判決に対する声明

岡山安保法制違憲訴訟弁護団及び判決報告集会参加者一同

1  本日,岡山地裁(裁判長田中俊行)は,岡山安保法制違憲訴訟について,原告ら560名による切実な訴えを不当にも棄却した。

2 判決理由は,⑴ 憲法上,平和的生存権が具体的な権利利益として賦与され保障されているとはいえない。⑵ 新安保法制法によって,直ちに我が国が戦争に巻き込まれ,他国から攻撃を受けたり,テロリズムの対象となったりする現実的具体的危険が生じるともいえず,そのような事態が生じる具体的な危険が切迫し現実的なものとなっているともいえない。⑶ 原告らが恐怖や不安を抱いていること自体は理解できるが,抽象的な危惧感や不安感の域を出ない。⑷ 新安保法制法は法律の改正または制定に過ぎず,憲法の効力が影響を受けるものでないから,実質的な憲法改正ということはできない。また,憲法上,個々の国民に対し憲法改正についての権利利益を具体的に賦与し保障したものとはいえない。

したがって,新安保法制法に係る閣議決定,法案の国会提出,法案の可決をした行為によって,原告らの主張する平和的生存権,人格権,憲法改正決定権が侵害されたとは認められない。なお,本件において憲法判断をなすべき必要性も相当性もない。

というのである。

3 しかしながら,平和的生存権については,憲法前文,9条,13条によって,憲法の理念の中核をなすものとして,当然に憲法上認められるべきものであることは,原告らにおいて詳細に根拠づけて主張してきたとおりであり,これを否定することは,憲法感覚の欠如を示すものというほかない。また,新安保法制法の施行によって,我が国が戦争に巻き込まれ,他国から攻撃を受けたり,テロリズムの対象となったりする現実的具体的危険が生じることについても,審理の過程で詳細に主張し,専門家証言によって具体的に立証してきたところであるにもかかわらず,裁判所がこれらを吟味した形跡は全く窺われない。

ウクライナへのロシアの侵攻がなされ,台湾有事が叫ばれている状況に対する肌感覚が全く欠如した無責任な判断としかいいようがない。

憲法の解釈改憲についての実質的な検討は何もなされないままに,憲法制定権力者である国民の権利についての認識も欠如した判断は空疎というほかない。

本判決書は,始めに結論ありきで,これまでの棄却判決の理由をコピーアンドペーストしただけの空疎な書面であり,司法が権力に忖度した残念な判決というほかない。

4  集団的自衛権行使を容認し,後方支援活動をし,米軍等の武器等防護をすることなどを認める新安保法制法が,元最高裁長官を含む元最高裁判事や,元内閣法制局長官等からも憲法違反であると指摘され,心ある国民の多くが反対したにもかかわらず,なりふり構わず強引に制定され,施行された。これにより,我が国,我が国民の頭上に,きな臭い暗雲が立ちこめることとなった。

一見明白に憲法違反である新安保法制法によって,私達が戦争やテロに巻き込まれる危険に曝され,平和的生存権や人間の尊厳に由来する様々な人格権の侵害を受けることを肌で感じた多数の国民は,司法に付与された違憲立法審査権の発動による救済を求めて全国各地で訴訟を提起した。

平成28年6月,この岡山においても,私達は本件訴訟を提起した。

訴えの提起から早や,5年以上が経過したが,新安保法制法のもとで,自衛隊は,情報や装備,戦闘支援活動態様において,米軍と「切れ目なく」一体化し,独自の判断・行動をすることすら期待できないまでになりつつあり,我が国は,「存立危機状態」の判断をするまでもなく,米軍の戦闘に巻き込まれるのみならず,離脱することも困難な状態となっている。

さらには,米中対立が深まっており,遅くとも6年内には,台湾を巡って,米中が衝突する危険性が迫っていると言われている。

中国とアメリカが台湾を巡って,戦争に突入した場合に,我が国と密接な関係にあるアメリカに対する武力攻撃が発生したとされ,アメリカ軍と一体化した自衛隊は,集団的自衛権に基づき,「我が国を防衛するため」として,武力行使をすることになり,戦争当事国として我が国は攻撃の対象にされることになる。我が国民が,否応なしに,殺し,殺される最悪の悲劇の中に巻き込まれることが,新安保法制法の適用下では想定内にある。

戦争は起こってしまってからでは遅く,「戦争の危険が切迫し,現実のものになって」からでは,既に手遅れである。戦争体験者である原告らはその体験を通じ,あるいは,原告らの歴史認識を通じて,新安保法制法が我が国を戦争に巻き込む現実的な危険性を有することを肌で感じて,矢も楯もたまらず,新安保法制法によって,様々な態様で権利の侵害・抑圧を受けていることを訴えているのである。

5 我々は,司法の役割を放棄し,憲法判断を回避した不当判決に対して断固抗議するとともに,司法が本来の使命を全うする日まで,そして,憲法違反の安保法制法を廃棄して,私達のみならず未来を生きる人々の平和的生存権を揺るぎのないものにする日まで,全力で戦い続けることをここに宣言する。

以上

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